原因による内科的治療の分類

- 頭が重たく締め付けられるような痛みがある
- コメカミがズキズキ痛む
- 薬で頭痛を止めているが、痛みが再発する
- 目が疲れやすく、目の奥が痛むことがある
- 朝起きると、首がこって頭が重く痛い
頭痛は非常に辛い症状です。辛いので痛み止めなどの薬に頼ってしまいますが、頭痛は頭部の血管内に痛みの原因となる老廃物が蓄積されることや、頭部に存在する感覚神経が圧迫されることで発生する症状ですので、痛み止めを飲み続けていても治ることはありません。薬の常用が続くと、最終的に効きにくくなりますので、薬の量は更に増えて胃を痛めてしまいます。
- 整体やマッサージはいくつも試したが治らなかった
- 鍼による頭痛に対する鎮痛効果は整体・マッサージの比ではなく抜群に効きます。
- 頭痛を発症してから10年以上経過しており内心治すことを諦めている
- 鍼による頭痛治療は年数に関係なく効果を発揮します。
- 一時的に良くなるのではなく、根本的に治す方法を探している
- 整体・マッサージによる治療は一週間ともたず痛みが再発することがほとんどですが、当院の鍼治療の場合、治療後に頭痛が再発する方は少数です。
- 頭痛専門の鍼灸院を探している
- 当院の頭痛治療に関しては、四国内の他鍼灸院に劣らないものと自負しております。
- 鍼は痛いイメージがあるので選択肢には入らない
- 最小刺激で痛みはほとんど御座いません。鍼の数も頭痛治療のみの場合4~6本打つだけで、抜群の効果を発揮します。
- 治療に時間をかけたくない、すぐに効果を実感したい
- 鍼治療は即効性があります。
頭痛
● 筋緊張性頭痛
精神的なストレスや身体的なストレスによって起こる頭痛です。首や肩の筋肉の緊張が原因で、血液循環が悪くなった結果、頭の重さや鈍い痛みの原因となる老廃物が蓄積されることにより発生します。
- 頭を締め付けられたような痛みや重たい感じがある
- 頭が重い感じがするが、拍動性のような痛みはない
- ストレスにより痛みが増す
- パソコン作業など、長時間同じ姿勢でいることにより痛みが出る
- 肩凝りや首の凝りを伴っている

● 片頭痛(偏頭痛)
片頭痛は女性に多い頭痛です。原因としては、何らかの理由で脳の血管が拡張してしまい、脳の血管は頭の感覚を支配する三叉神経を取り巻いているため、拡張することにより、三叉神経を刺激してしまい、頭痛が発生します。また、刺激で発生する炎症物質がさらに血管を拡張して、頭の痛みが増悪するという悪循環を起こします。
- 頭の片側が痛いことが多い
- 動くと頭が拍動性にズキンズキンと痛む(脈のリズムで痛む)
- 頭痛発作時に、吐き気や、嘔吐が出現することがある
- 前兆症状として閃輝暗点がある
※閃輝暗点(閃輝暗点)とは?
突然、目の前がチラチラ光り、ノコギリの刃のようなギザギザしたモノが現れます。そのギザギザが大きくなったり、形を変えたり、動いたりします。その部分の映像は見えなくなります。

● 大後頭神経痛(大後頭神経三叉神経症候群)
- 耳の後ろが初めに痛くなる
- 頭の後ろから頭の頂上、頭の前へと痛みが縦に動いている感じがある
- 筋緊張性頭痛、片頭痛の症状に当てはまらない

● 群発性頭痛
- 一定期間(多くの場合1~2ヶ月間)、毎日のように頭痛が続いている
- 頭痛は夜中や明け方に出ることが多い
- 決まった時間に、片側の目の奥をえぐられるような、不安を伴う激しい痛みがある
- 目の充血、涙目、鼻水などの自律神経症状がある
● 症候性頭痛(危険な急性頭痛)
くも膜下出血や脳出血、脳腫瘍、または頭部の外傷などで引き起こされる頭痛です。(早急に病院にいく必要があります)

当院での治療

頭痛に対しては、鍼灸治療による効果が非常に期待できます。軽い頭痛であれば、1回の治療で痛みは感じなくなり、治療中に頭痛が軽減してくるのを体感していただけます。長年の頭痛や、症状が強いものでも、3回以内の鍼治療で大きな改善が見られます。
「長年の頭痛だからつき合っていくしかない」と考えて治すことを諦めている方、どんなに頑固な片頭痛でも当院の鍼治療で完治する例は後を絶ちません。
鍼治療の得意分野はたくさんありますが、頭痛は特に有効だと思われる疾患です。
突発性難聴(耳鳴り、耳が塞がった感じ、耳の痛み)
突発性難聴とは、ある日、目を覚ますと片側の耳が聞こえなくなっていたり、耳がつまる感じがしたり、耳鳴りを感じたりなどの症状が、突然急に発症する内耳の異常で生じる疾患です。また、昼間はどうもなかったのに、夕方になって急にめまいと共に難聴を感じたりすることで始まることもあります。
このようなお悩みがあれば早急に当院までご相談ください~突発性難聴の治療は早期に開始することが非常に重要です~
- 病院で投薬治療を行っているが改善が全くみられない
- 聴力は問題ないが耳鳴りが続いている
- 肩首がこったり、ストレスを感じると耳鳴りが強くなる
- ふらついたり、めまいがすることがある
- 病院で「耳鳴りは一生付き合うもの」と医師に宣告された
- 耳に関して違和感がある(耳が塞がった感じ、耳が痛い、耳から汁が出る)


突発性難聴の原因は二通りあります。
- ❶内耳の循環障害により、内耳内にリンパのむくみ(内リンパ水腫)が発生した結果、平衡感覚器及び聴覚器を圧迫し、障害されることによるもの
- ❷ヘルペス、麻疹、インフルエンザなどのウイルスが、内耳に感染し、聴覚器を傷害するもの

● なぜ突発性難聴に対して鍼治療が効果があるのか?
突発性難聴の主な原因は先に述べた通り「内耳の循環傷害によってむくみが発生し、聴覚器と平衡感覚器を圧迫してしまう」ことにあります。これに対し、鍼治療が得意とする血流改善効果を利用して、内耳の循環を正常な状態までに戻すことにより、むくみが解消されることで聴覚器と平衡感覚器の圧迫が取れて、聴力の低下やフラフラする感じが元通りに回復していきます。
病院などで行う投薬治療や高気圧酸素療法は、全身に作用を及ぼすものであるため、内耳だけに効果を集中させることができません。鍼治療は内耳に対しピンポイントで血流改善効果を発揮することが出来るので、突発性難聴に対して、最も有効な治療法であるといえます。
当院での治療
当院で治療可能なものは主に以下の4つの病態です。
- ❶ 突発性難聴(聴力低下のみ)
- ❷ 突発性難聴+フラフラする感じ
- ❸ 突発性難聴+耳鳴り、耳閉感(耳が塞がった感じ)
- ❹ 耳鳴り(急性・慢性)

突発性難聴は、治療をできるだけ早く行うことが最も大切な治療の原則となります。当院の治療実績から概ね発症から3ヶ月以内であれば症状の改善がみられた方が多いです。その中でも発症一ヶ月以内の患者様の症状の劇的な改善に関しては目を見張るものがあり、治療率もほぼ90%に近いものがあります。
当院で、突発性難聴や耳鳴りが改善した患者様は多数おられますが、残念ながら変化がなかった方もおられます。これらの患者様に共通しているのが、発症して3ヶ月以上経ってしまっていることです。
突発性難聴やそれに随伴する耳鳴りは治療開始が早ければ早いほど治癒率も非常に高くなります。ですので発症後早期なもので、投薬治療によって改善がみられないものであれば、早期の鍼治療をお勧めします。慢性的な耳鳴りや耳閉感に対しては、いつの時期から治療を開始しても構いません。当院の治療成績では、発症してから一ヶ月以内の突発性難聴であれば、早期(1~3回の治療)に改善がみられる方が多いです。ですので、急性・慢性の症例に共通して治療の目安は3回までの治療で少しでも回復傾向にある場合に治療を継続していきます。
治癒までの経過は様々なものがあり
- 当院での突発性難聴治療のイメージ
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- ●治癒の回数に応じて聴覚の障害・耳鳴りが改善される。
- ●治療後、耳閉感・耳鳴りが一旦改善するも、時間が経つと耳閉感・耳鳴りが再発し、何度か治療を続けていくうちに症状が消失する。
- ●治療の甲斐なく全く症状の改善がみられなかった。
愛媛県で突発性難聴を専門的に治療している鍼灸院は非常に少なく、当院から120km離れた新居浜市から来院される方や隣接した高知県から来院される方もおられます。最近、フェイスブックなどで症例を紹介するようになって、来院される患者様が非常に多くなりました。
私から突発性難聴や耳鳴りで、これから鍼治療を受けようとされている患者様へお伝えしたいことは、どの鍼灸院でも同じ効果は得られませんので、必ず治療を受ける際は専門としているところで受けてください。
突発性難聴・耳鳴りでの鍼治療は、原則的に耳周りのツボを用いて行い、それ以外のツボは用いません。「鍼灸による全身調整治療」「経絡治療」「腎虚」などと嘔っている鍼灸院では治癒は全く望めないと断言できます。
● 当院の突発性難聴の治療成績の一例
最近の症例の中で、当院で突発性難聴の症状が改善されたSさんの治療経過を紹介します。
写真のグラフは「オージオグラム」という聴力検査の結果です。線が2本あるのは左耳と右耳と分かれているからです。グラフの高いところにあるほど、小さな音が聞き取れることを意味しています。グラフの左右は音の高さです。左は低い音、右は高い音です。

● 左側のグラフをご覧ください。
当院来院前の聴力です。左右共に聴力の若干の落ち込みがあります。
Sさんの悩みは聴力低下も勿論ですが、突発性難聴による強い耳鳴りにも悩まされていました。これが鍼を受ける1週間前で残念ながら、病院での治療では難聴も耳鳴りも全く改善されませんでした。
● 右側のグラフをご覧ください。
1回目の鍼治療後のオージオグラムの結果です。左右共に二本の線が上昇(聴力が回復)しているのが確認できるでしょうか?
鍼治療後、聴力回復に合わせて耳鳴りも非常に少なくなり症状の改善がみられました。そして、二回目、三回目と治療を重ねるたびに聴力の回復と耳鳴りの症状は消失していき、今ではすっかり良くなられました。

メニエル病、メニエール病、浮遊耳石症、良性発作性頭位めまい症
(めまい、ふらふらする、ふわふわする)
※「浮遊耳石症」「良性発作性頭位めまい症」の治療も同様です。
このようなお悩みがあれば早急に当院までご相談ください
- 耳鳴り、めまいが同時に起こることがある
- めまいが数十分〜数時間続く
- ストレスや疲れがあるとめまい・耳鳴りが出やすい
- 病院でメニエル病と診断された


メニエル病は中年女性に多く、発症原因として突発性難聴と同様に、内耳内の平衡感覚器(三半規管、耳石器)を内リンパ水腫(内耳のリンパのむくみ)が圧迫することにより、持続的なめまいが発生します。
めまいの強さも「激しくグルグル回転する」ものから、「フワフワ雲の上を歩いている感じ」のものまで様々です。また、内耳内の聴覚器(蝸牛)を圧迫することにより突発性難聴と似た耳鳴り、難聴などの症状も出ることもあります。(メニエル難聴)

- グルグルと回りが回転するようなめまいがある
- ふわふわ雲の上を歩いている感じがある
- めまいと耳鳴りや、音が聞こえづらい感じがある
突発性難聴と症状は似ていますが、メニエール病の特徴として回転するめまいがあります。回転するめまいは一度発生すると10分から5時間ほど続くことがあります。
※良性発作性頭位めまい症、浮遊耳石症によるめまいは20秒から1分と短時間である特徴があります。
当院での治療

ふらつきや、めまいのみを発症しているタイプのメニエル病にはパイオネックス(置き鍼)による治療法が非常に有効です。(パイオネックスは全く痛みのない治療です)
内耳のリンパの流れを改善し、むくみを解消させるツボにパイオネックスを貼るだけで、治療を行ったほとんどの患者様に症状の劇的な改善がみられ、その効果に驚かれております。
発生原因はメニエル病とは多少異なるものですが、浮遊耳石症(良性発作性頭位めまい症を含む)に対しても同様の治療で改善が見られます。
※パイオネックスで改善がみられない場合や、耳鳴り・難聴を伴うメニエル病に対しては突発性難聴と同様の治療を行います。重度の低血圧でのめまいは、低血圧に対しての治療を行います。
ものもらい(麦粒腫)の痛み


ものもらいとは、まぶたにある脂や汗を出す腺に細菌が感染して起こる急性の化膿性炎症のことです。
地域により、めばちこ・めいぼなどともいわれていますが、医学的には「麦粒腫(ばくりゅうしゅ)」といいます。

当院での治療
一般的に病院では抗菌のために点眼薬、軟膏、飲み薬を処方されますが、これらの抗菌物質の治療は、概ね7〜10日ほど治癒まで時間がかかります。また、薬でも改善がみられず腫れが強くなった場合は、角膜を圧迫するなど重症化することもあります。
ものもらい(麦粒腫)に対しては親指に存在する目に繋がるツボに対してのお灸が非常に有効で、1〜2回の治療で目の痛みが嘘のように楽になり、痛みが引くのに合わせて炎症も次第に消失していきます。
気管支喘息・咳が治らない(病院で原因のわからない咳)
このようなお悩みがあれば早急に当院までご相談ください
気管支喘息は鍼灸治療で良くなります。現代医学ではアレルギー説が有力ですがその治療は吸入ステロイド、気管支拡張薬などの対症療法です。吸入ステロイドに関しては、副作用により顔の浮腫(むくみ)などを引き起こすことがあります。

気管支喘息は、気管支が慢性の炎症により狭窄や過敏状態を引き起こし、発作性の呼吸困難や咳・痰を生じる疾患で、その背景にはアレルギーが関与していることが多いと考えられています。

原因のわからない咳
いくつかの病院で検査しても原因が解らず、風邪を引いている訳でもないのに、咳に悩まされている場合、頚椎に障害があり咳が発生している可能性が非常に高いです。
頚椎は非常に重要で、気管支への神経がここから出ており、首が悪い方は神経が圧迫されることにより気管支が気管支喘息同様に過敏状態となって、咳きこむことがあります。過去にひどい交通事故などで首を痛めているにも関わらず、治療もあまりせずに生活を送ってきた方などは、大人になって発症することもあります。頚椎が原因の咳に悩まされている患者様は、病院の治療では改善しない傾向があるようです。
当院での治療
気管支喘息・原因不明の咳に共通して首への鍼もしくは灸治療が非常に有効です。首からは気管支への神経が出ているため、ここを治療してやることにより、気管支の過敏状態が正常な状態に改善していきます。灸に関してはチカッと少し痛みはありますが、急性・慢性関係なく、咳が止まらず辛い症状が短期間で楽になるのを体感して頂いております。
長い期間、原因不明の咳で悩まれていた患者様対して、灸治療を行うと、咳の回数が減ってきた、咳き込むことがなくなったなど大変良い結果を得ています。
効果の出ない治療をだらだら続けるようなことは絶対にいたしません。
どのような喘息もまずは当院までお問い合わせください。
※治療を受ける間隔の目安
・急性の場合(発症6ヶ月以内)1週間に2回の治療
・慢性の場合(発症6ヶ月以上)1週間に1回の治療

逆流性食道炎、機能性ディスペプシア
※「機能性ディスペプシア(胃の不快感、胃部不快感)」「腹部膨満感」の治療も同様です。
このようなお悩みがあれば早急に当院までご相談ください
- 病院で処方された薬を飲んで治療しているけど、全然完治しない…
- 喉が焼けるような感じがして声も出しにくい…
- しょっちゅう口の中が苦くなったり、ゲップが出る…

逆流性食道炎とは、胃の中で胃液と混ざり合った食べ物や、胃液そのものが食道に逆流する疾患です。

逆流性食道炎の原因は食道と胃の繋ぎ目に存在し、食道への胃液の逆流を防いでいる下部食道括約筋の働きを調節する自律神経の障害と考えられます。一般的には下部食道括約筋の筋力低下と考えられていますが、この筋肉を支配している自律神経の治療を行うことにより、多くの患者様の症状が改善されていることから、支配している自律神経の問題であるということが伺えます。
機能性ディスペプシア、腹部膨満感に関しても同様で、食べ方やストレスが原因と一般的には言われていますが、多くの患者様を診ていると、逆流性食道炎同様に、自律神経の障害により胃腸の機能が低下して発生しているものがほとんどです。

- 食後に胸焼けがする
- 頻繁にゲップが出る
- 喉に酸っぱいものや苦いものがこみ上げてくる感じがする
- 機能性ディスペプシア(胃の不快感、胃部不快感)
-
機能性ディスペプシアとは、胃の機能低下によって起こる、以下のような不快な症状のことです。
- ● 胃のもたれ感
- 胃の筋肉運動(蠕動運動)などの機能が低下することで、食べた物の消化や移動に時間がかかるようになり、胃がもたれたり、重苦しく感じたりすることが多くなります。
- ● 早期飽満感
- 胃の拡張が遅れたり、十分に拡張しないと、食べ物を受け入れにくくなり、食べ始めてすぐにお腹いっぱいになったと感じるようになります。食べすぎによる飽満感とは違い、少ししか食べられない状態です。胃腸の中に内容物が長くとどまって重苦しく感じたり、ガスがたまってお腹が張ったりします。
- ● みぞおちの痛み
- 胃や十二指腸の知覚過敏や胃の内圧の上昇などが原因で、食べた物や胃酸などの刺激によって、みぞおち付近に痛みを感じるようになります。空腹時に痛みを繰り返し感じる場合は、胃・十二指腸潰瘍の疑いもあります。
- ● みぞおちの灼熱感
- 胃や十二指腸の知覚過敏などが原因で、みぞおち付近に熱く、焼けるような不快な症状がみれらます。
- 腹部膨満感(お腹の張った感じ)
- 何かしらの問題により胃腸の機能が低下していると、内容物の消化に時間がかかるために、胃腸の中に内容物が長くとどまって、ガスがたまりお腹が張ったりします。
当院での治療
下部食道括約筋を含む、胃腸の平滑筋を支配している自律神経は、背部に位置する胸髄から出ています。食道〜胃腸の疾病があり、自律神経に問題が発生している患者様は背中を触診すると、反応(硬結)が存在している場所が必ず存在するので、灸を用いて、ここを治療していきます。
逆流性食道炎、機能性ディスペプシアに対して投薬治療を行ってはいるが、改善がみられない方、完治しない方でも、背部の自律神経の治療により、短期間の治療で改善する方が多々おられます。お腹の張った感じも同様の治療法で早期に改善がみられるので、お困りの方は当院までご相談ください。
喉の痛み、喉の違和感(梅核気、ヒステリー球、神経性咽喉頭部狭窄症)
長い間喉の変な違和感が続いていて、異物感や痛みがある。
このような症状がある場合、ヒステリー球(梅核気)の可能性があります。

ストレスや極度の疲労などにより喉の気管支を広げる働きをしている自律神経(交感神経)の働きが弱くなり、副交換神経の働きが強くなった結果、気管支が細くなることが主な原因です。


- 喉に何かが詰まっている感覚があるが、病院で検査をしても問題がみつからない
- 喉が痛いのでのど飴を舐めたり、市販の喉スプレーをするが全く改善されない
- ムカムカと常に吐き気がするのに吐けない
- 常に息苦しいと感じる
扁桃炎・扁桃痛
扁桃とは?
扁桃は体内に侵入する微生物を最初に防御する免疫機能の役割を担っているといわれています。
免疫機能がよく発達していない幼少期では、免疫に対して大きな働きをしていますが、大人になってからは機能が弱くなり、免疫に対しての関係性は低いといわれています。

扁桃炎とは、風邪や疲労などによって体の抵抗力が弱まった時に、健常者でも口腔内に潜んでいる常在している菌(ブドウ球菌・肺炎球菌など)が、口蓋扁桃に増殖して炎症が発生する疾患です。


扁桃炎の分類
- ● 急性扁桃炎
- 多くは、38度以上の発熱、喉の痛み、体のだるさ、頭痛などの症状が現れます。さらに、首のリンパ節が腫れるケースもあります。
- ● 慢性扁桃炎(慢性単純性扁桃炎)
- 熱はそれほど高くはなりませんが、喉の痛みや乾燥、異物感が続きます。本来であれば加齢とともに扁桃は小さくなりますが、扁桃炎を繰り返してきたことで大きな状態を保ったままの状態になってしまい、子供より大人に多く発症します。
当院での治療
当院の扁桃炎に対する治療は、咽頭周辺と手首のツボに鍼治療をすることで解熱・抗炎症作用を促します。炎症が強い場合、鍼に少し電気を通してやることで効果を促進させていきます。1〜3回の鍼治療で、発熱や痛みなどの症状が非常に楽になるのを体感して頂けます。
当院の扁桃炎治療の目的は、第一に慢性化することを防ぐことを目指しています。扁桃炎を慢性化させてしまうと、関節リウマチやIgA腎症などの合併症を生じることがあり、扁桃を摘出する手術が行われる場合もあります。
※治療の詳細について
・治療は一回1500円(別途初診料+500円)、他の治療と一緒に行う場合は治療費+700円
・打つ鍼の本数は概ね六本程度で、痛みはほとんどありません。
・鍼が苦手な方には、灸を用いた治療法もございます。
心臓神経症(心臓がハタハタする、動悸、胸痛、息切れ)
※「パニック障害」「不整脈」「狭心症」「心房細動」の治療も同様です。
このような症状でお悩みの方、当院までご相談ください
- 心臓がハタハタする
- 意識が遠くなることがある
- 動悸・息切れがある
- 手足が震えることがある

循環器科で検査を受けても、心臓に問題はないのに、心臓のハタハタ・動悸・胸痛・胸の締め付け感・息切れなど心臓の病気を思わせる症状を、医学的に心臓神経症といいます。医師の診察や、検査で異常がないといわれても、「自分の心臓には病気があるのではないか」と不安を抱きつづける患者様が多くおられます。

心臓神経症は神経質な性格の方に多く、環境の変化・過労・ストレスなどが要因となり、心臓の働きを調節する自律神経(交感神経)が失調をきたすことによって心拍数が増加した結果、心臓のハタハタ・動悸・胸痛や胸の締め付けられる感じを感じたりするものです。
当院での治療
心臓神経症は自律神経失調症により発症する疾患の一つです。当院が得意としている自律神経失調症に対する治療と合わせて、手首に存在する心臓神経障害を改善させるツボに鍼もしくは灸を施すことにより、急性・慢性関係なく、1~3回の短期間の治療で心臓のハタハタや動悸・胸を締め付けるような症状が消失してきます。

心臓神経症とは別の疾患になりますが、以前は心臓神経症の一つとして考えられていたパニック障害や、狭心症・不整脈・心房細動などの心臓疾患に対しても、心臓に器質的(構造的な)問題がなければ同様の治療法で症状の改善がみられます。
年単位で長い間悩まされていた症状でも、短期間で症状の改善がみられますので当院までご相談ください。
※治療の詳細について
・治療は一回1500円(別途初診料+500円)、他の治療と一緒に行う場合は治療費+700円
・打つ鍼の本数は概ね10~14本程度で、痛みはほとんどありません。
・短期間で効果を体験して頂けます。
- 糖尿病性腎症・糖尿病性神経症等の合併症が出始めた
- HbA1cの値が高い数値のまま長期間が経過している
- 医師の指導で運動や食事管理をしているが一向に改善がみられない
- インスリン注射を医師にすすめられた
- 血圧が下がらない
- 薬の量が増える一方だ

- 「数少ないβ細胞から分泌されるインスリンで対処できるような食事管理」
- 食事管理は、残存しているβ細胞から分泌される少ないインスリンで補える食事量に抑えて、血糖値が高くなりすぎないように調整しているだけで、治療とは呼べません。
- 「経口血糖降下薬の処方」(いずれもβ細胞からのインスリン分泌を促進します、つまりβ細胞が減ってしまうと効かなくなります)
- 経口薬は、残存しているβ細胞を酷使して、インスリン分泌を促すものですので、β細胞は次第に弱っていき死滅します。
- 「β細胞が死滅し、インスリン分泌が正常にされなくなった場合には人工的なインスリンの注射」(インンスリンアナログ)
- 人工的なインスリン(インスリンアナログ)の注射は、血糖値は下がりますが、純粋なインスリン(ヒトインスリン)と違い、β細胞の増殖はほぼ行われません。ですので、運動・食事療法で血糖がコントロールできない場合には、インスリンを分泌するβ細胞が存在しないため、一生打ち続けなければいけません。
上記で述べたように、膵臓のβ細胞が破壊されるヒトインスリンが分泌されなくなり、β細胞の増殖が停止してしまい、糖尿病が進行していく悪循環が生じます。
つまり、本当に糖尿病を治そうと考えた場合、「ヒトインスリンの分泌を促し、β細胞の増殖を促す」必要があるということです。
医学書院から出版されている鍼灸医学の本に「マウスの糖尿病に対する鍼灸治療」の記述があり、「アロキサン」というβ細胞を破壊する薬物をマウスに投与し、実験的に糖尿病を発生させ、一方のマウスは「アロキサン投与のみ」、もう一方は「アロキサン投与に合わせて鍼灸治療を行う」というものです。
アロキサン投与のみのマウスのβ細胞は完全に破壊されて糖尿病を発症してしまいましたが、鍼灸治療を行ったマウスのβ細胞に関しては全く正常でした。
つまり、アロキサン投与によってβ細胞は破壊されたが、鍼灸治療によってマウス本来のβ細胞の増殖が行われたということが証明されております。
糖尿病(Ⅱ型糖尿病、インスリン非依存型糖尿病によるもの)

Ⅱ型糖尿病(インスリン非依存型糖尿病)は「インスリンの感受性の低下」と「インスリン分泌低下」の2つを原因とする糖尿病です。一般的に「生活習慣が悪かったので糖尿病を発症した」というのは、Ⅱ型糖尿病を指します。Ⅱ型糖尿病は成人以降、特に中年以降に発症することが非常に多いです。遺伝的要因も大きく関係し、日常生活での「運動不足」「睡眠不足」「食べ過ぎ」「飲み過ぎ」などの生活習慣も関わってくる為に生活習慣病とも言われております。
- ❶ インスリンの感受性の低下
- インスリンが分泌されると、血中にあるブドウ糖を、筋肉や肝臓の細胞が取り込み、貯蔵する働きが発生することによって血糖値が下がります。ですが、普段の生活で血糖値が急激に上昇するような食生活や、運動不足が続くと、食後に血糖が上昇した際にインスリンが正常に分泌されているにもかかわらず、ブドウ糖を筋肉や肝臓の細胞が取り込んでくれなくなります。(これを、インスリンの受性低下といいます。)結果、取り込まれなかったブドウ糖が血中に浮遊することにより、血糖値の上昇が発生します。
- ❷ インスリンの分泌低下
- インスリンの感受性の低下が発生すると、血糖値が上昇したままになるので、β細胞は頑張ってインスリンを分泌しようとします。このような状態が長く続いてくると、β細胞は疲弊し、やがて死滅していきます。結果、β細胞が減少してしまうことによりインスリンの分泌低下が発生します。
糖尿病の定義
- ○ 空腹時血糖値
- 正常値70~109mg/dl以下
- ○ HbA1c(グリコヘモグロビンA1c)
- 正常値 4.3~5.8%以下(JDS値)
6.0%以下…心疾患予防レベル
6.5%以下…眼科疾患予防レベル

- のどが渇きやすく、水分を多く摂取し、尿の量が異常に多い
- 体が疲れやすい
- 食欲が異常に強い(急性期)
- 食欲はあるが痩せてくる(慢性期)
- 性欲が低下する


● 糖尿病による合併症
- 糖尿病性腎症…毎年13,000人増加しており、人工透析の理由で最多となっております。
- 糖尿病性網膜症…成人失明の理由で最多となっております。
- 糖尿病性神経障害…手足のしびれ、進行すると知覚に異常が生じます。
- 糖尿病性血管障害…動脈硬化が進行し、脳梗塞・脳出血・心筋梗塞・糖尿病性壊疽(足の切断)のリスクとなります。
- 糖尿病性昏睡(ケトアシドーシス)…糖尿により「ケトン体」が血液中に増加した結果、意識障害を生じます。
当院での治療

空腹時血糖値・HbA1cは、お灸治療で数値を下げることができます。これは、お灸治療によりβ細胞の増殖が促され、インスリン分泌が増加するためです。
これは当院に限ったことではなく、多くの糖尿病患者様が鍼灸院を訪れ、灸治療による血糖値の改善効果を実感しています。「糖尿病に対して鍼灸治療が有効な理由」の項目でお話しした通り、動物実験で鍼灸治療を施したマウスで、β細胞の増殖が行われ、インスリン分泌を促したという論文にて証明されております。病院での治療は主に食事管理や運動の指導(肥満治療)であるので、数値に反映されるまでに時間が非常にかかりますが、お灸による治療は、治療開始から一ヶ月程度で血液検査にて変化を確認して頂けます。
糖尿病の患者様の背中には「シュガーポイント」と呼ばれる反応点があり、ここを押してやると非常に痛がります。
週一~三回、一ヶ月程度、シュガーポイントへのお灸治療を続けて頂くと、今まで病院の治療で変化のなかったHbA1cの数値、空腹時血糖値が低下していきます。糖尿病はどこかが痛いというものではないので、病院での検査数値を治療効果の判定にしております。「血糖値が正常値まで下がりました」「インスリンを打たなくて良くなった」など患者様から感動の声を頂いております。
※治療の詳細について
・治療は一回1000円(別途初診料+500円)、他の治療と一緒に行う場合は治療費+700円
・治療対象はⅡ型糖尿病を対象にしております。
・治療時間は5分程度で、灸は少しチカッとするぐらいできつい治療ではございません。
・性別年齢を問いません。
・HbA1c・空腹時の血糖の数値、糖尿病合併症の有無等により週一回~三回までの間隔を決めます。
・治療開始から一ヶ月程度で、検査数値にて効果を実感して頂けます。
- Q.便秘はなぜ発生するの?
-
A.便秘を引き起こす一番の原因は、大腸に問題が発生していることにあります。
便秘の一番の原因は大腸の蠕動運動(便を腸から肛門へ運ぶ働き)が障害されていることです。また便秘と一言にいっても単純性便秘から弛緩性便秘などいくつかの種類があります。
- Q.便秘を放っておくとどうなるの?
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A.便秘が悪化するだけではなく、別の症状を引き起こすことがあります。
便秘を放っておくと排便ができないだけでなく、腸にガスがたまり、お腹が張って太って見えるなど体系的なデメリットがあります。さらに、肌荒れ、口臭、腹痛、イライラ、食欲不振など負のスパイラルに陥ることもあり、早期の治療をオススメします。
- Q.便秘になりやすい人はいますか?
-
A.います。
便秘になりやすい人の特徴としては、不規則な生活や偏った食事を行い続けている人などです。また、仕事や日常生活でストレスを受けることによって、自律神経が乱れて、便秘になることがあります。
※女性の場合、妊娠すると大腸が圧迫されたりすることで、便秘になりやすくなってしまいます。


便秘
当院での治療

● 単純性・直腸性便秘に対しての鍼治療
単純性・直腸性便秘は排便反射(大腸に便が溜まると便意を起こす反射)が起こりにくくなる特徴があります。ですので、排便反射に関与する神経を活性化させることで便秘の解消を目指します。
排便反射に関与する骨盤神経(副交感神経)は仙骨から出ているため、仙骨の周りに鍼治療を行い神経を活性化していきます。
また、骨盤神経(副交感神経)が活性化することにより、排泄運動を止める働きがある交感神経の興奮を抑制する作用もあるため、より効果的に排便を促すことができます。
● 痙攣性便秘(けいれん性便秘)に対しての鍼治療
痙攣性の便秘は腸の蠕動運動を調節する副交感神経が過剰に興奮して、激しい蠕動運動が発生し、便の移送が上手くいかないことにより発生します。その為、当院では鍼を用いて副交感神経の興奮を落ち着かせる治療をしていきます。
交感神経を活性化させることによって副交感神経の興奮は沈静化するので、交感神経の存在する背部の反応点に鍼治療を行い、交感神経を刺激します。この治療法により副交感神経の興奮が落ち着いてくると、腸の激しかった蠕動運動が治っていき、規則正しく蠕動運動が行われて便が肛門へと移送され、便秘が改善されます。
● 弛緩性便秘に対しての鍼治療
弛緩性の便秘は腸の蠕動運動が悪くなり、腸の中に便が溜まったままになってしまうことで起こることから、大腸の蠕動運動を良くする鍼治療を行っていきます。大腸の蠕動運動をコントロールしているのは副交感神経であるため、鍼治療で仙骨周りに存在する副交感神経を活性化させていきます。
この治療法により腸の蠕動運動が良く働くようになり、便が出口へと運ばれて行きます。
● 症候性便秘に対しての鍼治療
症候性便秘に関しては、甲状腺機能低下症によるものであれば当院で対応可能です。甲状腺機能低下症は交感・副交感神経の働きに影響を及ぼすため、便秘になることがあります。
他の便秘の治療と同様に鍼治療により交感・副交感神経のバランスを整えていくことにより、腸の蠕動運動を改善させて、便秘を解消させていきます。
蓄膿症(副鼻腔炎)・鼻づまり
こんな症状でお困りではありませんか?
- いつも鼻がつまる
- 鼻水がのどに張り付く感じがする
(粘り気のある鼻水がのどに流れて起こります) - 鼻で呼吸がしにくいため、口呼吸になっている
- 鼻をかむとネバネバした鼻水になっている
- 慢性的に眉間(みけん)や目の奥が重く痛むことがある
- 鼻の調子が悪いとだるくなり、集中力がなくなってしまう
※このような風邪と似た症状が3ヶ月以上続く場合、
慢性副鼻腔炎の可能性があります。


副鼻腔炎とは、鼻の周囲にある空洞(副鼻腔)の内側を覆う粘膜に炎症が発生して長く続いているものです。粘膜の炎症の原因としては、ウイルスや細菌によるものとアレルギーによるものの二通りがあります。副鼻腔は小さな孔で鼻の中と直接繋がっているため、炎症により孔が塞がれると、中に膿が溜まりやすくなり発症することがあります。このため、かつては「蓄膿症」と呼ばれていました。

当院での治療
当院の服鼻腔炎の治療では鍼灸は用いません。
スーパーライザーを鼻づまりを解消させるツボである「上星」近辺に照射するだけの治療で副鼻腔に溜まった膿が排出され、副鼻腔炎の様々な症状が楽になります。週一回~二回の照射を一ヶ月程度続けて頂くと、副鼻腔炎の様々な症状の改善と鼻づまり感がほとんど無くなってきます。

※治療の詳細について
・治療は一回1,000円(別途初診料+500円)、他の治療と一緒に行う場合は治療費+500円
・治療時間は5分程度です。
・刺激の少ない治療法なので、お子様でも受けて頂けます。
・副鼻腔炎が原因でない鼻づまりにも非常に有効です。

- 薬は眠たくなるので、出来れば使いたくない
- シール鍼は全く副作用がなく、眠くもなりません
- 鍼って痛いのでは?痛いのは絶対に嫌
- シール鍼は完全な無痛治療
- 花粉症のシーズンで混み合った耳鼻科で待つのは嫌だ
- 治療時間は5分もかかりませんので、予約なしで飛び込みで来院して頂いても構いません。
- 根本的に治るの?
- シール鍼治療を長期間続けていると体質が変化し、完治される方もおられます。
- 治療費が高いと通いにくい
- 花粉症治療のみでは一回1,500円(別途初診料+500円)、他の治療と一緒に行う場合は治療費+800円
- 妊娠中でも大丈夫?
- 母体にも胎児にも全く影響はございません。
●当院の花粉症治療は様々な症状に対応できます。
目→目の痒み、目の充血、目の腫れ鼻→鼻水、鼻づまり、くしゃみその他→頭痛、頭が重い、顔の痒み
花粉症・アレルギー性鼻炎・慢性鼻炎
当院での治療
当院の花粉症治療はシール鍼をツボに貼るだけの完全無痛治療です。
完全無痛の小さな鍼で、なぜ持続して効果が出るかと言うと、元々、人間の身体には「鼻水の分泌抑制」「目・鼻粘膜の外部刺激からの過敏性低下」の効果をもたらす特定のツボが存在し、ここを鍼で刺激すると2〜3日は効果が持続します。しかし、2〜3日して再発するのでは治療とは呼べません。そこで当院では、シール鍼で持続してツボに刺激を与え続ければ効果が持続するのではないか?と考えました。治療法をシール鍼主体に移行した結果、当院の花粉症の治療成績は格段に向上し、個人差はありますが「薬を飲まなくても症状が非常に楽になった」と多くの患者様から喜びの声を頂くようになりました。
※治療の詳細について
・治療は一回1,500円(別途初診料+500円)、他の治療と一緒に行う場合は治療費+800円
・花粉症のツボにシール鍼を貼るだけの治療です。(痛み出血なし)
・性別年齢を問いません。(子どもの場合、小学生以上が望ましい)
・薬を使わないので副作用は全く心配御座いません。(眠くならない)
・治療時間は5分程度で、治療回数は概ね5回、週二回の張り替えで2〜3週の治療によって症状が半分以下になります。
・慢性鼻炎にも効果があります。
顎関節症
こんな症状でお困りではありませんか?
- 顎関節を押すと痛い
- 食事をしているとアゴがだるい感じがある
- 噛み合わせに違和感がある
- 口を完全に閉じることが出来ない
- 口が大きく開かない
- スプリントを処方されたが、口の開け閉め時の痛みや音が治らない
これらの項目に心当たりがある方は「顎関節症」である可能性があります。
顎関節症になったとき、病院で何科に行くと一番良いのでしょうか?
今までは歯医者または口腔外科専門医に相談するのが一般的でしたが、最近では鍼灸治療や、顎関節矯正も非常に有効な手段であることが認知されてきました。ほとんどの顎関節症は鍼灸治療、顎関節の矯正治療で改善します。
また、顎関節を矯正してやると頬骨や側頭骨が整い、美容的にも効果を発揮します。

- ● 精神的ストレス
- 精神的ストレスは顎関節周りの筋肉の緊張を引き起こします。筋肉が緊張することにより、顎関節の運動が円滑に行えなくなり、顎関節症を引き起こします。
- ● 顎関節周囲の筋肉に疲労が蓄積して緊張している
- 口の開け閉めに関わる咀嚼筋は、疲労が溜まりやすく緊張しやすい特徴があります。咀嚼筋が緊張してしまうと、開口時に痛みを生じるようになります。
- ● 噛み合わせの異常
- 人それぞれ、物を噛むときには癖があります。物を噛むときに、どちらか一方で噛む癖があると一方の筋肉が強くなり、顎の骨は筋肉の強い方に引かれていくので、顎関節や関節円板にゆがみが生じてしまいます。
- ● 歯ぎしりや食いしばりによるもの
- 歯ぎしりや食いしばりが習慣化していると、咀嚼筋に疲労が蓄積され、開口時に痛みを生じるようになります。


顎関節症の分類

- 顎が痛む
- 口の開け閉め、食べ物を噛むときなど顎を動かしたときに、顎関節及び周辺の頬やこめかみが傷むのが特徴です。口を開けようとすると、痛みのある側に顎が引っ張られるため、口が歪むのも特徴です。
- 口が大きく開けられない(開口障害)
- 正常な人は縦に指4本入りますが、顎関節に問題がある方は指が一本~二本程度しか入らなくなります。痛みにより開けられない場合と、関節で物理的にロッキングが生じて開けられない場合があります。
- 顎を動かすと音がする(関節雑音)
- 関節雑音とは口を開け閉めする時に鳴る音のことで「クリック音」と「クレピタス音」に分類されます。
クリック音…「パキッ」「バキッ」といった乾いた音で、弾発音ともいいます。顎関節に存在する関節円板という構造物の位置ズレが主な原因です。
クレピタス音…「ギシギシ」「ミシミシ」といった摩擦するような音です。顎関節で骨の摩擦により発生する音で、進行した顎関節症でみられます。
クリック音、クレピタス音共に痛みがなければ特に治療は必要ありませんが、痛みを伴う場合は顎関節の位置調節を行う治療が必要となります。(痛みはないが、関節音が気になる方に関しては音だけを消失・小さくする治療も行っております)
- 噛み合わせに違和感が生じている
- 顎関節を動かす筋肉に問題があると、顎関節の運動が上手くいかず違和感を生じることがあります。
当院での治療
当院では「顎関節矯正」と「咀嚼筋に対する鍼治療」を組み合わせた顎関節症に対する専門治療を行っております。「顎関節矯正」により、噛み癖や咀嚼筋の緊張により生じた顎関節のゆがみを矯正し、「咀嚼筋に対する鍼治療」により、緊張を起こした咀嚼筋を緩ませることで、開口障害、関節雑音、開口時の痛みなどの症状が短期間で改善します。
あまり知られていませんが、顎関節症は鍼治療が最も効果を発揮する疾患の一つです。また、施術後にあなたの体の状態に合わせたセルフケアの方法をお伝えします。当院では顎関節症に対して、多くの経験と実績を持っておりますので安心してご来院ください。
※治療の詳細について
・軽度な顎関節症であれば一回で治癒することもあります。
・通常、週2回通っていただき、合計3~5回の通院回数で改善する患者様が多いです。
・「咀嚼筋に対する鍼治療」は必須ではなく「顎関節矯正」のみで改善する症例も多いのでご安心ください。
・10年以上経過している顎関節症でも治療できます。
口唇ヘルペス(単純ヘルペスウイルス1型感染症)
こんな症状でお困りではありませんか?
- 唇やその周りの一部に小さな水泡が出るときがある。
- 水泡ができる前に、口の周りの一部が赤く腫れることがある。
- かぜをひいた時や、疲れている時に水泡ができやすい。
- 唇、または唇の周辺にチクチク、ピリピリといった違和感を感じることがある。
- 日差しを浴びた後に水泡ができやすい。
※1つでも当てはまる場合、口唇ヘルペスの可能性があります。

ヘルペスとは、皮膚や粘膜にヘルペスウイルスの感染によって、ウイルスが作る小さな水ぶくれが発生した状態のことです。
一度ヘルペスウイルスに感染してしまうと、現代の医学では体内から追い出すことはできず、治った後もウイルスが神経節の中に潜伏し、免疫力が落ちたときなどに再発します。
人に感染するヘルペスウイルスは8種類あり、唇とその周辺に水泡を発生させるのは単純ヘルペスウイルス1型です。単純ヘルペスウイルスに初めて感染した際には全身の粘膜のどこにでも発生しますが、二回目以降は種類によって出る場所が違います。
- ● 1型 …
- 上半身に水泡を発生させる。口唇・角膜ヘルペス、カポジ水痘様発疹症
- ● 2型 …
- 下半身に水泡を発生させる。性器ヘルペス
- ● 3型 …
- 水痘・帯状疱疹ウイルス。帯状疱疹や、それに伴う肋間神経痛などを発生させる。

当院での治療
口唇ヘルペスに対してはレーザー治療が非常に即効性があります。ヘルペスウイルスは熱に弱い特性があるので、水泡が発生している患部にレーザーを用いて熱刺激を加えてやることにより、2~3回の照射で患部の炎症が引き、かさぶたになり治癒します。ヘルペスに対しては塗り薬を用いることが多いですが、水泡が発生してからでないと使えないのと、かさぶたになるまで一週間程度は時間が必要となり、女性の場合、外見上どうしても目立ってしまいます。レーザー治療の場合は、水泡が発生する前の前兆症状(チクチク、ピリピリの違和感)の時点で治療を開始することが出来ます。
※治療の詳細について
・治療費は一回500円(初回は初診料+500円)
・レーザーは少し熱いぐらいで苦痛を伴う治療ではありません。
・初回は問診含め治療時間は10分程度で、レーザー以外の治療は行いません。
・予約なし飛び込みでも対応できます。
・薬を塗ったままでも、レーザー照射は可能です。
・リピーターが何人もおられます。
- 歯痛で病院・歯科に通院しているが原因がわかっていない
- 歯の治療後から顔面や歯に原因不明の痛みが続いている
- 歯を冷たい水などで刺激しても痛くない
- 病院・歯科で治療を続けているが一向に痛みが治まらない
- 痛み止めを服用しても歯痛が治まらない
- 歯痛の治療薬として「抗うつ剤」を処方されている
- 病院・歯科で非定型歯痛(突発性歯痛)と診断された

歯痛・歯が浮いた感じ(非定型歯痛、原因不明の歯痛)

● 主に歯痛が発生する原因
- ① 知覚過敏
- ② 虫歯、親知らず
- ③ 根っこの病気(歯髄炎、歯槽膿瘍など)
- ④ 歯が割れている
- ⑤ 噛み合わせに問題がある
- ⑥ 三叉神経痛
- ⑦ 歯科手術後の歯痛
- ⑧ 非定型歯痛(突発性歯痛、原因のわからない歯痛)
※①~⑤に関しては、鍼治療で”一時的”に痛みを緩和することが可能です。
※⑥~⑧に関しては、鍼治療が非常に有効です。
非定型歯痛
非定型歯痛とは、原因がよくわからず歯に痛みが続いている状態です。歯科の治療後・精神的ストレス・咀嚼筋の過緊張をきっかけに、歯や顔面に痛みが出ます。
しかもMRIなどの画像検査をしても異常は認められません。非定型歯痛の痛みは、年単位で持続することもあり、様々な歯科治療が行われることがあります。

- ● 神経因説
- 歯の治療を受けたことにより、歯から脳へ痛みを伝える神経(三叉神経)の伝達が混乱してしまい、歯痛が発生する。
- ● 精神的ストレス
- ストレスを感じると、血液中の「カテコールアミン」と呼ばれるホルモンが増加し、歯の周辺の血管が充血した結果、歯痛が発生する。
- ● 咀嚼筋の過緊張(ニューロマスキュラー理論)
- 咀嚼筋の過緊張により、筋肉から大脳へ発せられた痛みの情報が、大脳で歯の痛みの情報と間違って認識されることで、歯痛が発生する。
当院での治療
歯痛・歯が浮いた感じの症状に対して鍼治療は非常に有効です。歯が浮いた感じの症状であれば、ほぼ一回の治療で改善がみられます。
非定型歯痛に関しては、すべての患者様に有効な効果を発揮できるわけではありませんが、当院での治療成績では8割程度の患者様に改善がみられました。
非定型歯痛の主な原因である「三叉神経から大脳への神経伝達の障害」「ストレスによる歯の周辺の血管の充血」「咀嚼筋の過緊張」に対して鍼治療を行うことにより「三叉神経から大脳への異常な神経伝達の遮断」「歯の周辺の血流改善による充血の解消」「咀嚼筋の筋緊張の緩和」などの治療効果を発揮することができます。
以前、中国では鍼治療で麻酔の効果を引き出して歯科手術が行われたことがあるほど、鍼治療は歯痛を緩和させるのに有効ですので、お悩みの方は当院までご相談ください。

※治療の詳細について
・様々な原因の歯痛の緩和が可能です。(原因のわかっているもので、歯科治療が必要なものは歯科を受診されてください)
・歯の浮いた感じのみの治療であれば、一回で改善することがほとんどです。
・打つ鍼の本数は概ね四本程度で、痛みはほとんどありません。(片側だけの場合)
・非定型歯痛の場合、治癒までの回数は個人差がありますが、痛みの緩和は短期(1~3回)のうちに体感して頂けます。
※非定型歯痛に対する服薬治療について
ロキソニンなどの内服鎮痛剤や、麻酔注射等で痛みが治まらない歯痛に対しては、三環系抗うつ剤(TCA)が処方されることがあり、8割の患者に効果があるという報告があります。しかし、抗うつ剤は副作用が強く、服用し続けることにより自律神経失調症を引き起こします。(自律神経失調症で来院される方の多くが、抗うつ剤・睡眠導入剤・精神安定剤の服用により引き起こされたものがほとんどです。)しかも、薬を処方されたからといって完全に痛みがなくなるわけではなく、服用をやめるとまた痛みが発生する症例が多いようです。
膀胱炎の痛み(排尿時の痛み、残尿感)、血尿
こんな症状でお困りではありませんか?
- 排尿時や排尿後にジーンとした痛みがある
- さっき行ったはずなのにトイレにまた行きたくなる
- 下腹部に強い痛みや不快感がある
- 尿に血が混じったり、白く濁ることがある


- ● 急性膀胱炎
- 急性膀胱炎は女性が必ず発症する病気と言われております。
仕事中などで、よくトイレを我慢することが多い方や、ストレスや過労で免疫力が落ちてしまったときなどに、細菌やウイルスなどが膀胱内に繁殖してしまい急性的に炎症を起こします。
- ● 慢性膀胱炎
- 急性膀胱炎が治療しないままで経過してしまったことや、前立腺肥大・膀胱腫瘍・膀胱結石・尿路結石などで、膀胱炎が慢性的に炎症を起こします。
- ● 間質性膀胱炎
- 膀胱の上皮と筋肉の間にある間質が慢性的に炎症を起こしたものです。近年、病名が命名されたばかりで、西洋医学では治療法が未だ確立されていません。「原因不明」とされている為、西洋医学においては間質性膀胱炎はとても厄介な疾患と位置付けられています。
- ● 出血性膀胱炎
- 子どもに多い膀胱炎で、肉眼で尿に血が混じっているのがわかる場合をいいます。原因として、ウイルス、細菌、アレルギー、抗がん剤などが挙げられ、中でもウイルス性(特にアデノウイルス)のものがほとんどを占めます。
当院での治療
膀胱炎には、足首に存在する膀胱での炎症反応を消退させるツボに対して、レーザー治療もしくはお灸治療が非常に有効です。血尿に関しては、腕と胸部に存在するツボに対してお灸治療を行うことにより、短期間で改善がみられます。(血尿の原因を問わず)
当院には慢性膀胱炎や間質性膀胱炎の症状に悩まれて、鍼灸治療を受診される女性患者さんが増えてきています。
レーザー治療・お灸治療を受けて「一度の治療で症状が緩和した」「どの病院に行ってもだめだったのに、びっくりしました」などの声を頂いております。

※治療の詳細について
・治療費は一回1,500円(初回は初診料+500円)
・初回は問診含め治療時間は10分程度で、レーザー以外の治療は行いません。
(レーザーで改善がみられない場合はお灸を行います。)
・レーザーは少し熱いくらいで苦痛を伴う治療ではありません。
・ほとんどの方が一回~二回で膀胱炎症状の改善を体感して頂いております。
・血尿に関しては発生原因を問いません(膀胱炎以外の原因でも対応可能)
・予約なし飛び込みでも対応できます。
※西洋医学の治療と限界
西洋医学での治療は、原因や膀胱炎の種類、程度によって対応が異なります。
急性膀胱炎の場合、抗生物質などで2週間程度で良くなってきます。
慢性膀胱炎に対しては細菌性の場合、抗生物質を治るまで飲み続ける必要があります。
何かしら膀胱炎以外の疾患が存在し、細菌感染が発生している慢性膀胱炎の場合は、抗生物質では一時的に良くなっても治りきれません。間質性膀胱炎に関しても原因がはっきり分かっていないため、悪化している場合は人工膀胱などの手術を勧められることがあります。日本では、あまり知られておりませんが、間質性膀胱炎は、世界保健機関(WHO)における鍼灸適応症として、鍼灸治療の効果が公式に認められており、当院でも間質性膀胱炎に対して有効な治療法が確立しております。
鍼灸治療であれば、西洋医学(投薬治療)の限界である。細菌性ではない慢性膀胱炎や間質性膀胱炎に対しても、非常に有効な治療を行うことが出来ますので、膀胱炎でお悩みの方は当院までご相談ください。