1つ例を挙げると「1日3名様のみに集中している」ところです。現実問題、坐骨神経痛の原因特定は難しくさらに繊細な施術が求められる為、より高い確率で改善するためには1日3名が限界であると気づきました。原因は筋肉の硬結のみならず、日々の習慣や精神的な要因も複雑に絡み合っている可能性もあります。
坐骨神経は腰椎の4番5番の神経、仙骨の1番~3番の神経が束になった神経で腰~殿部~太ももの後ろを通り、名前を変え枝を出しながら下腿や膝、足首から下を支配しています。
坐骨神経痛の原因は骨もしくは筋肉が坐骨神経を圧迫したり、締め付ける為に起こります。骨や軟骨の圧迫によるものとしては椎間板ヘルニア、腰部脊柱管狭窄症などが挙げられます。また、一番多い原因が緊張した筋肉が坐骨神経を締め付けるというパターンです。筋肉の緊張が原因の坐骨神経痛では、大・中・小殿筋、梨状筋などの筋肉が原因となります。これは骨や腫瘍が原因のものとは違ってレントゲンやMRIで検査してもわかりません。
※梨状筋の緊張により起こるものを「梨状筋症候群」といいます。
筋肉の緊張による圧迫であれば原因筋に鍼治療をする事により症状は非常に楽になります。また、筋肉のストレッチを指導し坐骨神経痛の再発を予防します。
「腰椎椎間板ヘルニア」「腰部脊柱管狭窄症」による圧迫であれば、圧迫の発生している脊椎の高位に刺鍼をし、圧迫されて障害を受けている神経の過敏状態の沈静化をはかることで、非常に症状が改善します。