スポーツ障害

スポーツ障害の患者様の声
プロスポーツ選手も絶賛!施術を受けられた患者様も9割以上リピート
部位別で見る、スポーツ障害 野球肩(水泳肩) 上腕二頭筋長頭腱炎(上腕二頭筋腱炎) ※肩の前側の痛み 鼠径部痛症候群(グロインペイン症候群) ※股関節の痛み 鷲足炎 ※膝の内側の痛み 腸脛靭帯炎(ランナー膝) ※膝の外側の痛み 膝蓋靭帯炎(ジャンパー膝) オスグッド病 半月板損傷 タナ障害 膝関節の靭帯損傷 シンスプリント(過労性骨膜炎) アキレス腱炎・アキレス腱周囲炎 足の肉ばなれ テニス肘(上腕骨外側上顆炎) ※肘の外側の痛み ゴルフ肘(上腕骨内側上顆炎) ※肘の内側の痛み 野球肘(外側型、内側型) 腰椎分離症(腰椎分離すべり症) 足関節捻挫(足関節の靭帯損傷) 足の腱鞘炎 リスフラン関節捻挫 足底腱膜炎 ※足の裏の痛み 疲労骨折(中足骨疲労骨折) ※足の甲の痛み セーバー病(シーバー病) ※踵の痛み 有痛性外脛骨 ※足の内側の痛み 足の肉ばなれ

原因によるスポーツ障害の分類

野球肩(水泳肩)

「野球肩」とは、野球の投球動作に似たスポーツ活動によって起こる肩の障害を言います。野球以外にもバレーボールや水泳、ハンドボール、バスケットボール、バドミントン、やり投げなどでも発症することがあります。

原因

多くの野球肩の原因は投球動作による肩関節周囲の筋肉を酷使することが主な原因です。
肩関節は筋肉(インナーマッスル)で固定されている構造をしているので、投球動作などの腕を強く振る動きでは関節を固定するインナーマッスルに大きな負担がかかります。

●投球動作は以下の5つの動作に分かれます
投球動作
●野球肩の主な原因筋(インナーマッスル)

投球(送球)時、どのタイミングで一番痛みますか?

野球肩の原因筋
コッキング期に
一番痛む
→腕を上げる途中に痛みが出れば棘上筋に問題があり、肩関節全体に痛みが出ます。(腕が上がった状態では痛みは消えるのが特徴)
コッキング期から
リリース期にかけて痛む
→肩関節周囲のインナーマッスルに非常に負荷がかかる動作であり、ここで痛みがある場合はインナーマッスル全体の炎症が強い表れであり、重症度は高い傾向にあります。
リリース期(ボールを離す瞬間)に一番痛む
→野球肩で最も多い症状で、フォームを鍛えることが重要となります。
フォロースルー期に
一番痛む
→棘上筋と棘下筋には、投げ切った後の腕に対してブレーキをかける働きがあり、このブレーキをかける際に、筋肉に炎症があるため筋肉の炎症を取る治療と、インナーマッスルを鍛えることが重要になります。

投球動作のうち、特に筋肉に負担がかかるのはリリース期〜フォロースルー期です。
肘を伸ばす腕裏の筋肉(上腕三頭筋)が収縮し、逆に肩を上げながら外に回す筋肉(棘上筋、棘下筋、小円筋など)は収縮状態から、一気に引き伸ばされます。これらの筋肉は遠心力により、フォロースルー期に最大限引き伸ばされて、遠心力で勢いを増した腕のパワーは自分の意志ではコントロールできず、この時に肩のインナーマッスルを損傷してしまうのです。
肩関節を取り囲むインナーマッスルの一部が損傷したり、過度に緊張したまま投球動作を続けていると、骨と骨の関節面同士がぶつかり肩関節自体の損傷を招く結果になります。この場合、長期のリハビリや治療が必要になりますので、そうなる前に治療を開始することが重要です。

野球肩の原因筋
当院での治療
●当院の野球肩・野球肘の施術方法は理論も結果も確立しています
投球動作を見て負傷箇所を診断していきます。
どの動きでどこに痛みが出るかを初めに投球動作から診断し、的確に損傷部位にアプローチしていきます。
最新鋭の鍼治療
当院の鍼治療は、野球肩に最も効果がある治療手段であると言えます。なぜかと言うと痛みの原因であるインナーマッスルに対して的確に鍼治療を施せるからです。様々な角度でインナーマッスルに鍼を用いてアプローチしていき、痛みを改善していきます。
※鍼が苦手な方には、原因筋に対して超音波を用いてアプローチしていきます。
軽症なら1~3回で改善します。
野球肩を発症して早期であれば早期に痛みは改善することが出来ます。放置する期間が長くなればなるほどに治癒まで時間がかかり、関節自体を損傷する可能性が高くなるので、早期の治療をお勧めします。
他院で改善しなくても、当院であれば治る可能性は十分あります。
他の治療院でマッサージ、筋肉の表面からの様々な機会治療を受けているが一向に改善がみられない方がおられましたら是非当院までご来院ください。マッサージや表面からの電気治療などは体表に近い筋肉にしかアプローチ出来ませんが、鍼治療は直接インナーマッスルに鍼を届かせて筋肉を緩める作用があります。

上腕二頭筋長頭腱炎(肩の前面の痛み)

原因

力こぶの筋肉である上腕二頭筋の腱が、上腕骨の結節間溝というトンネル状の溝を通るときに腕を上げたり・肘を曲げたりすることで、結節間溝部で摩擦の刺激が加わり、炎症が起こる疾患です。野球やバレーボール、水泳、テニスなどオーバーヘッド動作を繰り返し行うスポーツでよく発生します。

※五十肩などに随伴して発症することもあります。(頚椎での上腕二頭筋を支配している神経圧迫によるもの)

上腕二頭筋長頭腱炎の原因
特長と症状
  • 投球動作で肩を振り上げた際に方の前面が痛い
    (コッキング期の痛み)
  • 手を外側に捻ると痛い(肘を直角に曲げた状態で下に向けた手のひらを外に反すと痛い)
  • 肘を曲げる時や、物を持ち上げると肩の前面が痛い
上腕二頭筋長頭腱炎の特長と症状
当院での治療

結節間溝部で発生している上腕二頭筋長頭腱の炎症を超音波を用いて消失させていきます。上腕二頭筋の緊張も摩擦が発生する要因になるため、筋肉の緊張を取る治療やストレッチも合わせて行っていきます。程度の軽いものであれば2〜3回の治療で痛みが楽になります。
※頚椎での神経圧迫で発症しているものは頚椎からの鍼治療を行っていきます。(五十肩での上腕二頭筋長頭腱炎など)

五十肩についてもっと詳しく

野球肘(外側型、内側型、後側型)

投球時または投球後に肘に痛みがでることを野球肘といい、外側型・内側型・後側型の3つの型に分類されます。

原因
● 内側型 …
肘の内側にある内側上顆には「内側側副靭帯」「手首と指を曲げる筋肉」が付着しており、投球動作に内側上顆に引っ張る力を発生させるため、「内側上顆炎」が発生します。また、内側側副靭帯には投球動作の際に非常に負担がかかるために、靭帯損傷することもあります。肘の内側にある尺骨神経に張力が働くと「肘部管症候群」になることもあり、小指側にしびれが発生します。
● 外側型 …
投球動作の際に、肘の外側部には「圧迫力(閉じるような動き)」が生じるため、その衝撃をダイレクトに受ける上腕骨小頭の軟骨が傷んでしまう「離断性骨軟骨炎」が発生します。また、症状が進行してしまうと関節遊離体(関節ネズミ)という骨のかけらのようなものが関節の中に現れ肘が曲げられなくなる(ロッキング)ことがあります。
● 後側型 …
投球動作の際に、上腕二頭筋の筋力、瞬発力、持久力が不十分なことが原因で、肘の後ろ(肘頭)に付着する上腕三頭筋の引っ張る力により肘頭と関節を作る骨とがインピンジメント(衝突)し、肘頭に炎症・骨折(骨端線離開)が発生します。
すべての型に共通して、肘へ負担のかかる投球フォームなどが主な原因として挙げられます。

〈 投球動作による肘にかかる負担 〉

投球動作による肘にかかる負担 野球肘が発生する位置と仕組み
特長と症状

三つの型に共通して、はじめは投球時にのみ痛みがあり、安静時には無痛か倦怠感がある程度です。筋肉、腱、靭帯、靭帯付着部の障害では鋭い痛み、関節内での障害では鈍い痛みを訴えます。症状が進行すると肘関節の可動域制限(ロッキング症状)が現れます。

  • ●内側型・・・投球時に肘内側に痛みがある小指側にしびれがある(ことがある)
  • ●外側型・・・投球時に肘外側に痛みがある肘関節の可動域制限(ロッキング症状)
  • ●後側型・・・投球時に肘後方に痛みがある肘関節の可動域制限(ロッキング症状)
当院での治療

成長期の野球肘の発生要因として、投球過多による筋肉の緊張過多と考えられるので、筋肉の緊張を取り、柔軟性をもたせた上で投球フォームを改善し、これに合わせてサポーターやバンテージを用いて「肘に負担のかからない状態」を目指します。そして、筋力や手首の使い方なども重要であるので正しい使い方を意識づけるのと、投球数の制限を行う必要もあります。

当院では治療から、投球動作の改善、予防法まで、専門的な知識をもって指導させていただきますので、野球肘でお悩みでしたら今すぐご相談ください。

テニス肘(上腕骨外側上顆炎)

テニスのストロークを繰り返し行ったことで肘が痛くなる障害で、バックハンドストロークで肘の外側を痛めるバックハンドテニス肘(一般的なテニス肘)フォアハンドストロークで肘の内側を痛めるフォアハンドテニス肘(ゴルフ肘)があります。

テニス肘(上腕骨外側上顆炎)について
原因

どちらもボールがラケットに当たる時の衝撃が、手首を動かす筋肉の肘への付着部(外側上顆)に繰り返し加わることによって、筋肉の微小断裂や損傷が発生することが原因です。また、原因となる筋肉は主に3つ存在し、すべて肘の外側上顆に付着するため、骨膜を引っ張ってしまい、骨膜炎が生じます。
テニス以外では、負担が少ないように思えるパソコンのキーボード操作なども、長時間続けることで疲労が蓄積し腱や筋肉に炎症を起こします。また、掃除や料理など、家事で腕を酷使することもテニス肘の原因になります。(雑巾を絞る・重たいフライパンを振るといった動作)

テニス肘(上腕骨外側上顆炎)の原因
特長と症状
  • テニスをすると肘の外側に痛みがあり、全力でプレーができない
  • ドアノブを回す、雑巾を絞るといった動作で肘が痛い
  • テニスをしていないが、腕に力を入れると肘の外側が痛い
  • 肘が伸びきらない、伸ばそうとすると痛い
当院での治療

テニス肘の痛みの原因は筋肉の損傷によるもの、もしくは筋肉が骨膜に引っ張ることによる骨膜炎ですので、筋肉への直接アプローチが行える治療が必要となります。表面から皮膚を介してのマッサージ治療では、中々改善は見込めません。鍼もしくは超音波を用いて、原因筋をしっかり治療してやることでテニス肘は早期に改善します。
なかでも、原因筋の緊張が強い場合は鍼を用いて治療を行わないと改善が見込めません。また、緊張を取る治療と合わせてサポーター・バンテージを用いて肘への負担が掛からないように固定を行います。

当院にこれまで何人ものテニス肘の患者様が来院されましたが、ほとんど短期間で改善することが出来ました。余程こじらせてない限りは、治すことが容易な疾患ですので、当院のテニス肘治療をお試しください。

ゴルフ肘(上腕骨内側上顆炎)

原因

ゴルフ肘は内側上顆といわれる肘の骨が筋肉によって引っ張られて骨膜炎が起こる症状です。主に肘の骨と腕の筋肉が痛み、ゴルフ選手がショットを反復的に打つ事で痛めることからゴルフ肘と呼ばれるようになりました。
また、スポーツをしてなくても、腕をよく使う家事や仕事をしていて発症することがあります。症状が軽度であれば、休めば症状が楽になりますが、筋肉に負担のかかることを繰り返す事でさらに筋肉の緊張は強くなり、正常な状態に戻りづらくなることにより、骨膜の炎症にまで悪化することがあります。

特長と症状
  • ゴルフのスイング時に肘の内側に痛みが走る
  • ゴルフをしていないが、腕に力を入れると肘の内側が痛い
  • 肘の内側の骨が何かに当たると痛みが走る
ゴルフ肘(上腕骨内側上顆炎)の特長と症状
当院での治療

ゴルフ肘の治療は非常に容易です。ゴルフ肘では、負担をかけたことによる筋肉の緊張により、筋肉の位置が解剖学的に正常な位置からズレています。このズレを正常な位置に調節するだけで痛みがほとんど無くなってしまう方がほとんどです。
外側上顆炎(テニス肘)と同様に緊張している筋肉に直接アプローチする治療も効果がありますが、ほとんどの患者様が筋肉の位置の調節だけで改善してしまうので、筋肉の緊張が強い場合は再発を繰り返すものを除き、超音波治療、鍼治療は当院では行っておりません。
また、テニス肘と同様に、治療と合わせてサポーター・バンデージを用いて肘への負担が掛からないように固定を行います。

鼠径部痛症候群(グロインペイン症候群、股関節の痛み)

鼠径部痛症候群(グロインペイン症候群)とは股関節・骨盤・恥骨・鼠径部における障害の総称です。陸上競技やサッカーなど、走ることが多いスポーツ選手が「股関節が痛い」「下腹部が痛い」と訴える場合に、多くがこの疾患です。有名な中田英寿選手・ジダン選手なども悩まされたことで有名な疾患です。

原因

主に走る動作による股関節の曲げ伸ばしの連続により、腸腰筋と鼠径靭帯が擦れて炎症をおこし、腸腰筋の炎症による運動痛により関節の可動域制限が生じます。

鼠径部痛症候群の原因
特長と症状

腸腰筋以外にもグロインペイン症候群の原因は存在する事があり、障害されている筋肉、関節によって痛みの発生パターンや場所が変わってきます。

  • キック動作、ランニング時に痛みが走る→腸腰筋(大腰筋、腸骨筋)に障害がある。
  • 横方向への移動時、方向転換時(身体を捻る際)に痛みが出る→内転筋群に障害がある。

※上記の症状が出現する前に腰痛、臀部痛がある場合は、腰椎・仙腸関節(骨盤)に問題があり、股関節部の筋肉の障害を二時的に発生させている場合があります。

鼠径部痛症候群の特長と症状
当院での治療
治療の様子

痛みの出現する場所も多々あることから、複雑な病態でありそうな疾患ですが、何人ものスポーツによる股関節痛を診てきた私個人としては「腸腰筋の機能障害」が単純に痛みを発現させている根本的原因ではないかと考えています。
まれに、内転筋なども原因であることもありますが、当院に来院される患者様のほとんどが、腸腰筋が原因として占める割合がほとんどです。

腸腰筋の治療においては「鍼治療」が最も適した方法と考えており、当院では、深部にある腸腰筋に対して的確に刺鍼することが出来ます。グロインペイン症候群に対する鍼治療の有効性は非常に高いものであり、ほとんどの方が2~5回の治療で、痛みが消失される方がほとんどです。一般的に医療機関で指導される運動の休養よりも、鍼治療は最善の方法であると考えます。

足の肉離れ(太もも、ふくらはぎの肉ばなれ)

原因

肉離れは、挫傷ともいい、疲労の蓄積で筋肉の柔軟性が低下している状態で、運動の際に、急激に筋肉を引き延ばしたりした時に、筋繊維を損傷してしまうことで発生します。
主にふくらはぎや、太ももの裏(ハムストリングス)の筋肉に多く、お尻や背中の筋肉などにも発生することもあります。
断裂の程度によって「完全断裂」・「部分断裂」に分けられます。また筋繊維や筋膜が表面的に傷ついた程度のものは「筋挫傷」とも呼ばれます。主に太ももの肉離れは、スポーツをよく行う20代前後の若年層に多く発生し、ふくらはぎの肉離れは、年齢関係なく発生します。
軽い肉離れ程度なら、痛みはそれほどでもありませんが、筋損傷が大きい場合には、走るどころか、歩行不能になる場合もあります。

足の肉離れの原因
●断裂の程度による分類
断裂の程度による分類
特長と症状
  • 運動中に筋肉に突然の激痛が発生した
  • 運動中に痛みが発生した筋肉を伸ばそうとすると痛みが出る(ストレッチで痛みが出る)
  • 運動直後から筋肉痛のような痛みがずっと続いている
    (一般的な筋肉痛は運動後数時間~数日経過して出現)
当院での治療

肉離れを早く治したければ当院の鍼治療をおすすめします。1~2回の鍼治療で肉離れの痛みは半分ほどに消失し、組織修復も格段に早くなります。
また、裂けた筋肉繊維を徒手にて接合し、当院独自のバンデージサポーターで固定することで、装着している間は筋肉に負担がかからないために、損傷箇所は接合したまま綺麗に修復され、なおかつ運動痛が出ることもなく、治療しながらの運動が可能となります。鍼が苦手な方には、ハイボルテージもしくは超音波を用いて治療し、バンデージ固定を行います。バンデージ固定を施すだけでも、装着している間は痛みがほとんど消失します。

● 当院での肉ばなれの治療
当院での肉ばなれの治療

一般的に医療機関では、肉離れの治療は湿布や痛み止め、サポーター、テーピング、包帯固定などが一般的ですが、これでは治るのに時間がかかってしまい、競技復帰どころかまともに練習さえできません。
また、ほとんどの医療機関では徒手による断裂部の接合を行っていないため、断裂部は筋肉繊維ではない違う組織で覆われて修復されてしまい、筋力の低下を招くどころか、疲れやすく傷みやすい筋肉になってしまいます。

● 一般的な医療機関での肉ばなれの治療
一般的な医療機関での肉ばなれの治療

肉離れは治し方を間違ってしまうと、一生涯の問題にもなってしまうので、肉離れに関して専門的知識を持つ当院の治療をおすすめします。実業団などのプロのスポーツ選手が多数来院し、その治療効果を認める当院の肉離れ治療をお試しください。

膝関節の靭帯損傷

● 膝関節の靭帯について

膝の靭帯は、関節の前と後ろ、内側、外側に、それぞれ前十字靭帯、後十字靭帯、内側側副靭帯、外側側副靭帯の四本が存在し、膝を安定させるだけでなく、動きを制御する働きがあります。

● 前十字靭帯(ACL) …
運動の際に脛骨が前に飛び出したり、ぐらついたりしないよう「ストッパー」として働く。
● 後十字靭帯(PCL) …
運動の際に脛骨が後ろに飛び出したり、ぐらついたりしないよう「ストッパー」として働く。
● 内側側副靭帯(MCL) …
もっとも損傷が多い靭帯であり、膝が外側にぶれないように抑える働き。
● 外側側副靭帯(LCL) …
膝が内側にぶれないように抑える働き。
膝(正面図)
原因

靭帯が損傷する主な原因は、スポーツや交通事故など、膝に大きな力が加わることによるケガです。
外反にひねれば内側側副靭帯が、内反にひねれば外側側副靭帯が、膝を強打したり、ねじるなどの力が加わると前十字靭帯が損傷しやすく、膝を前方から打撲した際の後方への力では後十字靭帯が損傷しやすくなります。

特長と症状
● 前十字靭帯(ACL)
  • 膝くずれ(歩いているときに、突然ガクッと膝が曲がる)
  • 膝に不安定感がある
● 後十字靭帯(PCL)
  • 膝くずれ(ダッシュやジャンプの着地で膝の力が抜ける)
  • 膝に不安感がある
  • 膝蓋骨(おさら)の周囲に痛みがある
● 内側側副靭帯(MCL)
  • 外傷後、膝の内側が痛い
  • 膝に不安定感がある
● 外側側副靭帯(LCL)
  • 外傷後、膝の外側が痛い
  • 膝に不安定感がある
当院での治療

膝の靭帯を損傷した場合、ただ安静にすれば良くなるかといえばそういうわけではありません。損傷したのは靭帯であっても痛みの原因が100%靭帯の損傷からきているわけではないからです。他の部位のケガでも共通で、膝の靭帯損傷でも『筋肉』は痛みの大きな役割を占めています。靭帯を損傷した際にひざの周りの筋肉も同時に痛めてしまい、痛みを助長している場合がほとんどです。
靭帯損傷に、鍼治療は有効ですか?との質問をよく受けますが、靭帯損傷に対して、鍼治療はとても有効です。靭帯そのものに鍼を刺す場合もありますが、上記で説明した、痛みの原因となっている筋肉に刺す症例が非常に多く、ほとんどの方が痛みが改善するのを体感して頂いております。(4つの靭帯損傷のうち、内・外側側副靭帯に対して刺鍼可能です)

膝の半月板損傷、内・外側側副靭帯・十字靭帯がMRI検査等で明らかに損傷している場合は手術が必要となる場合があります。手術にしても、保存療法の固定にしても患部が安定してきたら、リハビリが始まります。当院では膝の機能を回復させるのにはこのリハビリが最も重要だと考えております。
一般的な整形外科では、リハビリと言っても、電気当てて、温める程度のリハビリが多く膝の機能を取り戻すリハビリとしては不十分な事が多いようです。
当院は、スポーツ障害専門の運動機能訓練施設も併設しており(2017年に開設予定)、トレーナー活動で養った専門知識を持って、適切なリハビリを患者様にご提供いたします。
また、当院では世界の一流スポーツ選手が用いる治療器具も完備しており、他の病院、整骨院よりも優れたリハビリが出来ると自負しております。

シンスプリント(脛骨過労性骨膜炎)

シンスプリントは脛骨過労性骨膜炎と呼ばれ、スネ(脛骨)の内側に痛みが出る症状です。ランニングやジャンプ動作が多い競技をおこなっている場合に起こりやすい傾向があります。

原因

シンスプリントの痛みを引き起こしている原因は二通りあります。

① 筋肉による牽引力
ランニングやジャンプ動作の際に、ふくらはぎの筋肉の付着部であるスネの内側の骨膜に対して、筋肉の収縮による引っ張るストレスが与えられ続けられた結果、骨膜に炎症に炎症が起きて痛みが発生します。
② スネ(脛骨)に対しての負荷
例えば、木の枝を上下指に挟んで力を加えたりすると、木の枝は簡単に折れてしまいます。この現象が、走る・跳ぶ・着地するなどの動作によってスネ(脛骨)に引き起こされます。このため、骨に対して折れようとする力が働くことにより、スネに痛みが出現し、この状態を我慢して痛いまま運動を続けれいると、最終的に脛骨の疲労骨折を起こします。
シンスプリントの原因 シンスプリントの原因
特長と症状
  • 走ったり、ジャンプするとスネの内側下3分の1付近が痛い
    ※症状が進行している場合、歩いたり、立ったりするだけで痛い
  • スネの内側の骨を押すと痛みがある
  • 骨がきしむような感じがある
当院での治療

シンスプリントの原因となっているふくらはぎの筋肉であるヒラメ筋・後脛骨筋・長指屈筋などを緩めて、筋肉の強い引っ張りの力が骨膜にかからないようにしていき、脛骨の折れようとする負荷を緩和させる調節も合わせて行います。
治療後、当院独自のバンデージ装具を装着することによって、シンスプリントの痛みはほとんど消失してしまいます。当院のシンスプリント治療の最大の特徴であるこのバンテージ装具により、ほとんどの方が、翌日よりスポーツに復帰されております。
バンデージ装具による痛みを消す効果は、装着している間ずっと持続し、骨膜への引っ張りの力も打ち消してくれるため、治りも非常に早くなります。

アキレス腱炎・アキレス腱周囲炎・アキレス腱滑液包炎

アキレス腱炎の痛みでお困りの方、以下の項目で一つでもチェックが入った方は一度、
朝倉鍼灸整骨院の治療をお試しください。

  • 整形外科、鍼灸院、整骨院等、様々通ったが、一向に良くならない。
  • 長年続いているアキレス腱の痛みがあるが、どのように治していいかわからない。
  • アイシング・ストレッチなどのケアはしているが、アキレス腱の痛みが治らない。
  • 手術やステロイド注射などの治療を検討している。
  • アキレス腱断裂を起こして現在リハビリ中である

当院へは、長引くアキレス腱炎で様々な治療を経験されて、それでも痛みが残ってしまった方でも十分にお試しいただける、アキレス腱炎専門の治療院です。アキレス腱そのものに直接鍼をしたり、揉みほぐしたりはいたしませんので、ご安心ください。

分類
● アキレス腱炎 …
アキレス腱自体が微細な部分断裂によって炎症を起こした状態です。
● アキレス腱周囲炎 …
アキレス腱の周りを取り囲み、アキレス腱への栄養を供給する組織である薄い膜(パラテノン)が炎症を起こした状態です。
● アキレス腱滑液包炎 …
液体が詰まった袋状の滑液包の炎症で、かかとの皮膚とアキレス腱の間(アキレス腱後滑液包炎)、またはアキレス腱とかかとの骨の間(アキレス腱前滑液包炎)に起こります。
アキレス腱炎・アキレス腱周囲炎・アキレス腱滑液包炎の分類
原因

ランニングやジャンプの際、ふくらはぎの筋肉が収縮するとアキレス腱に負荷(ストレス)がかかり、この負荷の蓄積により、アキレス腱に微細な傷、損傷が発生し、炎症を起こすことによってアキレス腱炎・アキレス腱周囲炎・アキレス腱滑液包炎を発症します。つまり、オーバーユース(使い過ぎ)によるアキレス腱への疲労蓄積が主な原因です。また、強い負荷を繰り返しアキレス腱に加えることにより、その力に耐えきれず「アキレス腱断裂」が発生する場合もあります。

アキレス腱炎・アキレス腱周囲炎・アキレス腱滑液包炎の原因
特長と症状
  • かかとから上2~6cm部分に痛みがある
  • 運動した後や、動き始めにアキレス腱に痛みが出る
  • アキレス腱に腫れや熱感がある
  • かかとの後ろに腫れがあり、触ると痛い(アキレス腱滑液包炎の場合)
当院での治療

アキレス腱への負荷が主な原因ですので、アキレス腱に移行する筋肉の緊張を取り、負荷を軽減させます。また、アキレス腱部に直接超音波を照射することにより、痛みの緩和に合わせて血行が促進し修復が非常に早くなります。治療後、当院独自のバンテージ装具を装着することによって、アキレス腱炎・滑液包炎の痛みはほとんど消失してしまいます。
当院のアキレス腱炎治療の最大の特徴であるバンデージ装具により、ほとんどの方が翌日よりスポーツに復帰されております。バンデージ装具による痛みを消す効果は、装着している間ずっと持続し、アキレス腱部への負荷を軽減するため、治りも非常に早くなります。

足関節捻挫(足首捻挫、足関節の靭帯損傷)

足関節には関節包と靭帯という組織があり、関節包は足首の関節を袋状に包み込んでいます。靭帯とは足首の関節を作る骨同士が動いても外れないようにしっかりと支えているバンドのような組織です。
足関節捻挫では足首を強く内側に捻ったり、外側に捻ったりすることで関節包や靭帯が伸ばされ、部分的に断裂することによって痛みを引き起こします。

足関節の靭帯

足関節の捻挫による靭帯損傷は湿布・冷やすだけでは完治しません!

様々なスポーツ競技で足関節捻挫による靭帯損傷は発生しやすい疾患です。ほとんどの場合が、痛めた直後にアイシングを行うことが主流です。しかし、アイシングのみでは靭帯損傷の根本治療にはなりません。靭帯の治療は非常に重要で、適切な治療を行わなければ、靭帯の柔軟性が低下した「靭帯の拘縮」となり、関節可動域の制限を生じることとなります。
確かにアイシングを行うことによって、痛みや腫れはおさまってきますが、アイシングの処置のみでスポーツに復帰すると、その後何度も捻挫を繰り返す「陳旧性足関節外側靭帯損傷(ちんきゅうせいそっかんせつがいそくじんたいそんしょう)」や「変形性足関節症(へんけいせいそっかんせつしょう)」を引き起こす可能性が高くなります。
また、足関節捻挫では、靭帯の損傷に合わせて関節のズレ(距骨亜脱臼)が生じます。このズレが原因となり、痛みはないのに損傷前と比較して競技パフォーマンスの低下を招くことがあります。そして、足関節の底背屈が制限されることにより正座やしゃがみ動作なども困難となります。「足首をひねった」と軽くみられがちな捻挫ですが「スポーツをこれから長く続けたい」「競技パフォーマンスをもっと上げたい」という方は受傷初期から適切な治療をすることが必要不可欠になります。

靭帯の拘縮を生じた足関節の可動域
原因

足関節捻挫は様々なスポーツ時に起こります。一番原因として多いのがジャンプした際に着地時に足関節を捻ってしまい発生します。さらに体重が、捻った足関節にかかってしまうと、関節を支える靭帯にかかる負荷も増すため、捻挫の重症度も高くなります。捻る向きにより、内反捻挫(ないはんねんざ)、外反捻挫(がいはんねんざ)に分類されますが、発生頻度は、内反捻挫のほうが多い傾向にあります。

特長と症状
● 急性捻挫
  (靭帯の損傷程度によって捻挫の程度が3段階に分けられます)
  • 1度靭帯の軽度損傷で軽度の圧痛、歩行時に若干の痛みがある
  • 2度靭帯の部分断裂で圧痛、腫れが強く、歩行は痛みで困難である
  • 3度靭帯の完全断裂。腫れは非常に強く、
    安静にしてても痛みがあり、歩行はほとんど不可能である
● 慢性捻挫(陳急性足関節外側靭帯損傷)
  • 捻挫をしてから年単位が経過しているが足関節に痛みがある
  • 過去に捻挫した側の足がまた痛くなった
  • でこぼこ道を歩くと足首が不安定な感じがする

上記のような症状がおこる方は、慢性捻挫(陳急性足関節外側靭帯損傷)を起こしている可能性があります。急性捻挫の治療を適切に行わず、「靭帯の拘縮」や「関節のズレ」が残った状態で日々の生活を続けていると慢性捻挫へと移行していきます。

足関節捻挫の特長と症状 足関節捻挫の特長と症状
当院での治療
● 急性捻挫

超音波を用いて靭帯損傷部の炎症を取り除いていき、鎮痛効果にあわせて組織修復力も高めていきます。(痛みが強い場合は鍼も非常に有効です。)「靭帯の拘縮」の予防としては超音波が非常に有効で、靭帯の柔軟性を失う事なく靭帯組織の修復を行うことができます。治療後に、足関節(距骨)のズレを整復しバンデージで固定を行います。部分断裂の場合、1〜3回の治療でも痛みが大分楽になり、早期に加重をかけることができます。

● 慢性捻挫(陳急性足関節外側靭帯損傷)

超音波治療器を用いて、拘縮を起こした靭帯に柔軟性を出していきます。
年単位で慢性化したものでも、治療音波治療を行うことにより、拘縮によって引き起こされた足関節の可動域制限や運動痛も早期に改善します。
また、足関節(距骨)のズレが存在している場合は整復も行います。

セーバー病(シーバー病、踵の痛み、かかとの痛み)

原因

10歳前後の成長期の踵(かかと)の骨は、大人の骨と違い、まだ完全に骨化しておらず、骨よりもやわらかい軟骨組織で出来ています。そのため、バスケットボールやバレーボールなどのスポーツなどで、繰り返しジャンプの着地を繰り返したりすることにより、踵部分にアキレス腱による大きな引っ張りの力が加わることで軟骨が痛みます。
また、長距離走・ランニングなどでも、靴のサイズが自分の足にフィットしていなかったり、スパイクシューズを履く機会が多かったり、アスファルト路面を走り続けたりした場合は、踵へ衝撃によるストレスが継続的に加わることと、踵に付着する足底腱膜も緊張して軟骨を引っ張るため、軟骨が炎症を起こし痛み出します。

セーバー病の原因
特長と症状
  • ジャンプすると踵に痛みが出る
  • 歩くのは大丈夫だが、走ると踵に痛みが出る
  • 踵を押さえると痛い
当院での治療

セイバー病の治療は比較的容易です。アキレス腱の大元の筋肉である下腿三頭筋の緊張を取ることも、引っ張りの力を軽減させる意味でもちろん重要ですが、下腿三頭筋の位置が外側にズレることで、踵への引っ張りの力が増している事が多いので、下腿三頭筋の位置を内側にもっていくように補正する調整を行う事で、踵の痛みが大分楽になります。また、下腿三頭筋の調節後に当院独自のバンデージ装具を装着することにより、踵への引っ張りの力を軽減し、再発の予防をするとともに、ほとんど痛みなく運動をすることができます。

有痛性外脛骨

● 「有痛性」とは? …
読んで字のごとく、痛みがあることをいいます。
● 「外脛骨」とは? …
足関節を構成する、舟状骨という骨の内側に存在する、通常は見られない余分な骨(過剰骨)のことです。

つまり「有痛性外脛骨」とは、余分にできた外脛骨という部分に、何かしらの原因で痛みが現れることです。痛みがない場合は。「無痛性外脛骨」といいます。

有痛性外脛骨について
原因

外脛骨に痛みが出現する原因は、主に3つあります。

● 外脛骨が靴に接触する …
脛骨の飛び出た部分が靴に接触し続けることによって炎症が発生し痛みが出ます。
● 筋肉の緊張による外脛骨への牽引力 …
外脛骨には、足首の動きの役目をする「後脛骨筋」が付着しており、後脛骨筋の緊張により、外脛骨の付着部に牽引力(引っ張りの力)がかかり、炎症が発生し痛みが出ます。
● 骨の炎症 …
外脛骨と舟状骨が接合しているところが、運動などによる衝撃により分離すると痛みが出ます。
有痛性外脛骨の原因
特長と症状
  • スポーツ活動中や活動のあとに、足の内側の出っ張り(外脛骨)に痛みを感じる
  • 足の内側に出っ張りがあり、押すと痛みがある
当院での治療

有痛性外脛骨の治療で重要なのは、外脛骨に付着する後脛骨筋の外脛骨に対する引っ張りの力を軽くする調節とバンデージ固定を行うことで、痛みが楽になります。また、外脛骨部も調節してやることにより、少し引っ込ませることも可能です。
変形を完全に治すのは難しいですが、痛みに関しては緩和させることが可能ですので当院までご相談ください。